コリアインサイト CES2023の韓国企業
2023.01.23 (月)
米国のラスベガスで1月5日から8日まで世界最大の家電見本市のCES2023が行われました。韓国からもサムスン電子や現代自動車やLG電子を始め、多くの企業が参加し、現地でもかなり注目を集めました。
今回はCES2023に参加した韓国企業とその製品の特長について見ていきたいと思います。
サムスン電子:超連結時代
サムスン電子の製品は個別機器の技術と性能よりデバイス間の連結を重視する仕様となりました。アプリのSmart Thingsを使って自社製品だけではなく他社の製品との連結も可能となっています。今後は、300社の3,000以上の製品と繋げるようにする予定です。
またHarman Ready Careというソリューションも公開しました。これはサムスンのモビリティへの参入を予告するもので、運転者の目、鼻、唇の動きと天気情報などを組み合わせて運転者のストレスと集中度を測り、気分転換と最適の経路を提案するサービスです。
LG電子:家電ならLG
家電ではLG電子からのブースが、圧倒的な展示内容でした。入口にフレキシブルOLEDで作ったOLED地平線を設けて注目を集めました。また、CESでベストオブイノベーションアワードを受賞した無線OLED TVは、TV周辺のすべての電線をなくしたものです。
色が変わる冷蔵庫とスタイラーシューズケース、実験的な電動自転車なども見せ、新しい技術をアピールする展示となっていました。
現代自動車:未来車
自動運転を目指すモビリティのエムビジョンTOを公開しました。これは車輪それぞれが90度回転できるため、横側に動くことや平行駐車が可能です。
現実味を帯びてくる未来の製品
今までコンセプトに過ぎなかった製品たちが、実際に生活で使われる時代が近づいているようです。より便利で効率的で省エネの製品を近いうちに手で触れる時期はそんなに遠くはないでしょう。
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