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なぜなにワード解説 為替介入って?

2023.11.09 (木)

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なぜなにワード解説 為替介入って?

為替介入って?

最近、日本銀行が為替介入したというニュースをよく聞きます。なぜ?なに?と思った方も多くいらっしゃると思いますので、今回は為替介入について簡単に説明します。

為替介入の正式名称は「外国為替平衡操作」といって、その名の通り、為替相場の急激な変動を抑えて安定化を図るために行うことです。そもそも為替レートは、会社の価値を表す株価とは違って、2つの通貨の価値を示している指標になります。よって株のように価格が上がっていけば良いというものではなく、片方の通貨の価値が急激に高くなって、もう片方の通貨の価値が急激に安くなるといったようなことを防ぐために、中央銀行や政府は為替介入を行います。

為替介入の2パターン

為替介入には大きく分けて2つのパターンがあります。

1つ目は、日本円を買って外貨を売るパターンです。
例えば、1ドルが100円から150円になったとき(ドルに対して円の価値が下がったとき)に、外国為替市場で円を買ってドルを売る為替介入をします。円が買われると市場にある円の量が減るので、円の価値は上がります。

一方で、ドルが売られると市場にあるドルの量が増えるので、ドルの価値は下がります。つまり円高・ドル安になるというわけです。このようなときは、貯まっている外貨準備金を切り崩し、たくさん外貨を売ることで、円を買い支えることになります。

2つ目は、日本円を売って外貨を買うパターンです。
例えば、1ドルが150円から100円になったとき(ドルに対して円の価値が上がったとき)に、先程とは反対に円を売ってドルを買う為替介入をします。円が売られれば市場にある円の量が増えるので、円の価値は下がります。

一方で、ドルが買われれば市場にあるドルの量が減るので、ドルの価値は上がります。つまり円安・ドル高になるというわけです。この為替介入の結果、ドルが日本政府の手元に外貨準備金として貯まることになります。このとき、市場にある円の量は為替介入をしたことで増えているので、金利が下がって金融緩和効果を促すことがあります。

金利につきましては、なぜなにワード解説 第8回をご参照ください。

以上のことから、為替介入は世界中の為替レートに大きな影響を与える行為なので、世界中の国や企業、投資家から注目される大事なニュースになっています。

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エクイティ部は国内株式課と外国株式課の2つの課で業務を行っており、主に株式委託注文と米国株式国内店頭取引のトレーディングを中心に、国内外の株式執行業務全般に従事。スムーズな執行と情報提供により、お客様を支援している。

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