アジア株週間トピックス 2023年12月25日号
2023.12.25 (月)
2023年の振り返りと2024年のポイント
2023年は先進国株高、アジア新興国低調か?
今号、12月25日のアジア株週間トピックスが年内最後の掲載となります。2023年を振り返ってみると、紛争に振り回された1年でしたが、世界の株式市場は先進国を中心に好調な市場が目立ちました。まだ2023年が終了しているわけではありませんが、おおむね、先進国株高、アジア新興国低迷が目立った1年であったといってよいでしょう。
2024年の株式市場を考える上では、
①米国がいつ利下げに転じるか?
②中国経済の本格回復はいつか?
③秋の米国大統領選挙の行方
などが注目ポイントとみています。
また、アジアでは、1月に台湾総統選挙(結果次第では台中関係が今以上に悪化する可能性も)、2月にインドネシア大統領選挙が開催されます。そのほか、4~5月には韓国とインドで総選挙が予定されており、2024年は世界的な選挙イヤーといえるでしょう。特にインドはモディ首相に対する国民の信任は厚く、国の持つ潜在能力などについて投資家からの期待は強いため、選挙の行方に注目したいと思います。
また、株式や経済への直接的な影響はありませんが、2024年は8月にパリ五輪が開催されます。個人的にはスポーツが大好きなので、選手たちの活躍に期待しています。
主要国およびアジア各国の株式指数年間騰落率(%)
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