なぜなにワード解説 ETFって?
2021.04.05 (月)
ETFって?
ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、日本語では上場投資信託と言います。
読んで字のごとく、上場した投資信託です。
株式のように市場で売買ができる点が一般的な投資信託との一番の違いです。
一般的にETFは、特定の指数(例えばTOPIXや日経平均株価など)の動きに連動した運用成果をめざします。
連動する指数は株価指数に限らず、債券やREIT(不動産投資信託)、通貨、商品などなど多岐にわたります。
投資先の地域も国内・海外を問いません。
さまざまな国や地域の、さまざまな商品への投資を手軽にできるのがETFの魅力の一つです。
さてそんなETFですが、近年の相場上昇もあいまって、世界的に大きな市場成長をとげています。
日本銀行が金融政策の一環として、ETFの買入を行っているのも大きなトピックとなっていますね。
ETFは国内の取引所に上場するものと、海外の取引所に上場するものに大きく分けられます。
現在、国内上場のETFは約220銘柄、残高が60兆円ほどであるのに対して、
アメリカ上場のETFは約2500銘柄、650兆円ほどとなっています。
市場規模でおおよそ10倍と、依然として大きな差があります。
(※数字は2021年3月時点。Bloombergを基にアイザワ証券算出)
ちなみに、国内上場のETFは他の日本株と同じように取引できますが、海外上場のETFは異なります。
海外上場のETFの取扱い状況は各証券会社によって異なりますが、
そもそも現在国内で取扱い可能な海外ETFは、一部の金融庁に届出がなされているものなどに限られていますので、残念ながらすべての海外ETFに投資可能、という訳ではありません。
気になった海外上場のETFが投資可能のものかどうかは、お近くの証券会社にご確認ください。
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