なぜなにワード解説 SDGsって?
2021.06.07 (月)
SDGsって?
最近、テレビや新聞でもよく目にするようになったSDGsですが、皆さんはどういうものかご存知でしょうか?
SDGsとは”Sustainable Development Goals”の略称で、日本語に訳すと“持続可能な開発目標”となります。
”エス・ディー・ジーズ”と読むのが一般的です。
2015年9月の国連サミットで採決され、国連加盟193ヵ国が15年間(2016年~2030年)で達成するために掲げた目標こそがSDGsです。
SDGsのナカミとは? ~17の目標(ゴール)と169のターゲット~
SDGsを構成するのは、「17の目標」と「169のターゲット」です。
貧困、環境問題やダイバーシティなど、21世紀を生きる我々が向き合わなければならない課題をまとめたものが、↓の表に挙げられている「17の目標」です。
そして、上記の「17の目標」をより具体的にしたものが「169のターゲット」となります。
例えば、目標1”貧困をなくそう”では対応するターゲットが7つあり、そのうちのひとつが、
”2030年までに、現在「1日1.25ドル未満で生活する人々」と定義されている極度の貧困を、あらゆる場所で終わらせる”となります。
同じ宇宙船地球号の一員としてSDGsに取り組むことが、これからの私たちには求められています。
投資の世界におけるSDGs
さて、今や世界的なトレンドとなっているSDGsですが、投資の世界とはどんな関わりがあるのでしょうか?
SDGsと時を同じくして、ESG投資というワードに注目があつまっています。
ESG投資とは、Environment(環境)・Society(社会的責任)・Governance(企業統治)への取組みを重視する投資を指すもので、投資先の企業を業績だけではなく環境や社会に配慮して経営を行っているか、という観点から判断します。
ESGもSDGsと同じように国連が提唱したことが始まりであるため、考え方は非常に近いものとなっています。
こうした流れの中で、SDGsやESGの取り組みに消極的な企業は、株式や社債を通じて事業をおこなうためのお金を調達することに苦戦することになります。
企業もまた、SDGsやESGへの積極的な取り組みが、これまで以上に必要になっていくでしょう。
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