なぜなにワード解説 ESGとは?
2020.12.07 (月)
ESGとは?
投資の世界で最近なにかと目にするESGですが、何の略だかお分かりでしょうか?
こたえは、Environment(環境)・Social(社会)・Governance(ガバナンス)という、三つの単語の頭文字からなることばです。
Environment・Social・Governance
ESG投資とは、上記の三つ(環境・社会・ガバナンス)に積極的に取り組んでいる企業に投資すること、です。
こうした視点は企業の長期的な成長には不可欠なものであるとされ、近年急速に浸透してきています。
由来は?
2006年に国連が提唱した、責任投資原則(PRI)に端を発します。
投資のプロセスに、ESGの視点を組み入れることを目的としたこの原則ですが、世界の機関投資家やアセットオーナーも続々と署名し、2019年には2000件を上回りました。
2015年には世界最大の年金基金である、日本のGPIFも署名しています。
政府もESG投資を推進するため、2014年に金融庁から日本版スチュワードシップ・コード、2015年には東京証券取引所からコーポレートガバナンス・コードが発出されました。
スチュワードシップ・コード・・・機関投資家の行動ルール
コーポレートガバナンス・コード・・・持続的な成長に向けた企業統治のルール
世界的な環境問題への意識の高まりも相まって、マーケットでもESG投資は無視できない大きなトレンドとなっています。
各企業でも長期的な成長と安定した株主の確保のため、ESGを意識した経営が今後不可欠となっていくでしょう。
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