相続
相続通信 第19回 生命保険金の活用方法は?
2021.02.21 (日)
Q 生命保険金の有効な活用方法はどういったものがある?
生命保険金は節税対策として有効だと聞きましたが、どうしてですか?
また、節税以外にも有効な活用方法はありますか?
A 節税の他、納税資金の確保、確実な財産移転ができます。
相続対策として生命保険が活用されるのは以下の理由からです。
1. 非課税枠の活用により節税につながる
2. 納税資金を確保する
3. 受取人を生前に指定できる
解説
1. 生命保険金は、遺族の生活保障となるものですので、相続税の非課税枠があります。非課税枠は「500万円×法定相続人の数」となります。
2. 終身保険などの生命保険は加入と同時に保険金の受取りが確定します。相続後に金銭を取得できることから、確定した納税資金を確保することができます。
3. 保険金の受取人をご自身で指定できますので、贈与や遺言と同様の効果をもたらします。
このように、生命保険金は様々なメリットがあるため、相続対策として非常に活用されています。