ゼロから学べるアイザワ投資大学

会員登録(無料)

記事検索

相続

相続通信 第24回 相続直前にしておきたいこと

2021.02.21 (日)

税理士

あいわ税理士法人

相続通信 第24回 相続直前にしておきたいこと

Q 相続直前にしておいたほうがよいことはありますか。

夫が危篤状態にあります。相続が発生する前にしたほうがよいことはありますか?

A 相続後の支払いに備え、金額の引落しをしておきましょう。

金融機関は口座名義人の死亡を確認すると口座が凍結され、金銭を引き出すことができなくなります。

口座が凍結される前に葬儀費用、当面の生活費等の引落しをしておきましょう。

解説

故人名義の預貯金は、その死亡時より相続財産となります。分割協議または遺言で相続財産を相続する方が確定するまでの期間、その口座は凍結されることとなります。

口座が凍結されると、引き出し、送金はもちろん自動引き落としにされている公共料金の支払いもできなくなります。

相続が発生するとまず葬儀費用などの金銭が必要となりますので、口座が凍結される前に現金を準備しておいたほうがよいでしょう。

ただし、多額の金額を引き出し、使いみちがわからないと相続争いの原因になる可能性があります。

また、引き出した金銭で相続日でおいて使用していない金額は相続税の申告の対象となります。

ライター

あいわ税理士法人

税理士

あいわ税理士法人

1992年創業の東京都港区の税理士法人(品川駅徒歩1分)。豊富な相続サポート経験を有する税理士が多数在籍し、長期的な観点からお客様ごとに最適なサービスを提供するプロ集団です。

合わせて読みたい

アイザワ証券公式SNSアカウント