アジア株週間トピックス 2022年11月18日号
2022.11.18 (金)
フィリピン、インドネシアはともに利上げを発表
フィリピンは今年6回目、インドネシアは今年4回目の利上げを実施
11月17日にフィリピンとインドネシアが、政策決定会合を実施し、ともに利上げを発表しました。
フィリピンの政策金利は0.75%の引き上げ、引き上げ後の政策金利は5%と、約14年ぶりの高水準です。また、インドネシアも0.5%の利上げを発表。引き上げ後の政策金利は5.25%となりました。
なお今後、フィリピンが12月15日、インドネシアが12月22日に政策決定会合実施を予定しています。両国ともに、インフレへの政府当局のインフレへの警戒感は強く、当面は利上げ基調が続くと予想されます。
G20に次いで、APEC首脳会議を開催
G20に次いで、タイでAPEC首脳会議が開幕
インドネシアで実施されたG20に次いで、11月18日には、タイ・バンコクでAPEC首脳会議が開幕しました。
食料・エネルギー問題などが協議されています。G20と同様に、目立った成果はあまり期待できませんが、今後エネルギー需要が強まると予想される冬場に向けて、エネルギー問題が注目を集めそうです。
なお、このたびのG20サミットでは、準備されていたEVのうちおよそ半数が使用されませんでしたが、インドネシア政府のEV推進の意慾をアピールすることができました。
今後、インドネシアでのEV強化、環境保護の強まりにつながると予想されます。
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