アジア株週間トピックス 2022年8月15日号
2022.08.15 (月)
タイの7月CPIは前年同月比+7.61％に
タイは、8月5日に、7月のインフレ率を発表しました。6月発表時の+7.66％に続いて、7％台の高水準となりました。食品、エネルギー価格の上昇などが物価を押し上げています。タイでもいよいよインフレが警戒水準になっているといえます。
17会合ぶりの利上げを決定
8月9日は金融政策委員会が行なわれ、0.25％の利上げを決定しました。これまで、2020年5月以降16会合連続で史上最低水準の0.5％に据え置かれていましたが、久々の利上げ決定となりました。引き上げたとはいえ世界的に見れば低い水準で、今後さらに追加利上げを行う余地は大きいといえます。
多くのタイ企業が2022年4～6 月期（1～6 月期）決算を発表
直近、多くのタイの企業が2022年4～6 月期（1～6 月期）決算を発表しています。タイでの新型コロナ禍は続いているものの、一部制限の解禁などがみられるほか、低金利を続けていることも企業決算の追い風となっています。
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ライター
アイザワ証券 投資顧問部
明松 真一郎
1990年平岡証券（現アイザワ証券）に入社。加古川支店でのリテール営業を務めた後、ディーリング部、営業本部、生駒支店でのバックアップ部門などを経験。2005年に証券アナリスト資格取得したことを機に、市場情報部（当時投資リサーチセンター）に異動。アセアン株を中心としたアジア株の調査、分析を行う。その経験を経て、現在は投資顧問部に所属。
