投資初心者必見!自分に合った株を見つける方法
2024.09.13 (金)
株式投資と聞くと、難しいものだと考える方が多いかもしれません。日本に上場している企業だけでもおよそ4000にも上りますので、どの銘柄を買えば良いのか、迷ってしまうのも無理はないでしょう。
「新NISA制度も始まって、株式投資には興味はあるけれど、中々足を踏み出せない…」「どんな銘柄を選べば良いんだろう…」。そんな投資初心者の方向けに、すぐに実践できる銘柄の選び方をいくつか紹介していきます。
投資する株を選ぶ方法
身近な企業の株を買ってみる
そんな簡単な選び方で良いの?と不安に思う方もいらっしゃるかと思いますが、株式投資の心構えを説く格言に「遠くのものは避けよ」とあるように、古くから実践されている立派な選び方のひとつです。自分が好きなブランドの会社やよく行くお店、耳に残るCMのあの企業、きっかけは様々です。少し回りを見回せば、たくさんの企業があることに気づくでしょう。身近なもののため親近感が湧くのはもちろん、情報も得られやすく、中には投資の役に立つ知識もあるかもしれません。
配当が魅力的な企業の株を買ってみる
株式投資を通じて得られる利益には、値上がり益(キャピタルゲイン)と配当金のような継続的に得られる利益(インカムゲイン)の2つがあります。
配当金とは、企業の業績に応じて年に1~2回、利益の一部から株主に還元されるものです。どの程度配当が出るのかは企業の方針や業績によって変わりますので、「配当利回り」のような指標で比べてみましょう。「配当利回り」は投資情報サイトなどで手軽にご確認いただけます。
「配当利回り」とは、決算期の1株当たりの年間配当金が株価の何%相当かを示す指標です。詳しくは「投資先の判断材料!投資指標を知ろう【後編】」にて解説しています。また当社の「グルーバルナビゲーター」でも配当利回りをご確認いただけます。
株主優待が受けられる企業の株を買ってみる
企業によっては、株主の特典として「株主優待」を用意していることがあります。株主優待は、企業が自社のことをより深く知ってもらうために、自社の商品やサービスの優待券や割引券などを株主にプレゼントするものです。近頃は株主優待を廃止する企業も増えているので注意は必要ですが、株式投資の魅力のひとつと言えるでしょう。
※最新の情報につきましては各企業のホームページをご確認ください。
株の情報はどこで手に入れる?
株の選び方について説明してみたところで、ここからは株の情報を調べる方法について見ていきましょう。
新聞の株式欄
新聞には株式欄がありますので、そこで日々の株価の動きを見てみましょう。業種ごとに並んでいますので、気になった銘柄や同じ業種の企業の株価をまとめて見るのも良いかもしれません。日経新聞など、より経済や株式の情報に特化した新聞であれば、より深く企業の情報を知ることができます。
会社四季報
会社四季報とは、東洋経済新報社が発行している日本の上場企業情報を一冊にまとめた雑誌で、年に4回(春夏秋冬)発行されています。企業の簡単な紹介から、業績の推移に株価チャート、東洋経済が独自に予想している将来の業績なども載っており、株式投資で知りたい情報が一冊で網羅できるような構成になっています。株主優待情報も一覧で掲載されていますので、優待情報がまとめて知りたい方にもおすすめの一冊です。
証券会社のレポート
各証券会社では、所属のアナリストによる独自の企業レポートや株式相場に関するレポートを発行しています。証券会社独自の目線での企業の魅力や、ネットや新聞では読めないディープな情報も手に入るかもしれません。
アイザワ証券でも、「アイザワ証券投資情報サイト」で、アナリストレポートや株式の買付ランキングなどを閲覧することができます。会員専用の情報(口座開設等は必要ありません。無料の会員登録だけでチェック可能です)などもご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。
アイザワ証券投資情報サイトはこちらから
証券会社に相談してみる
証券会社は、各地に店舗を展開しています。そこでは、ファイナンシャルアドバイザーから投資情報の案内やアドバイスなどが受けられます。投資初心者には敷居が高いかも、口座が無くても大丈夫なの?など不安な方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。初心者の方でも、スタッフが一から丁寧にご説明してくれます。
アイザワ証券でも、41店舗を展開しています。お近くの店舗はこちらからご確認ください。
知っておきたい株価の指標
ここからは一歩進んで、株価を見る上で約に立つ指標をご紹介します。株価を見る上では、企業の業績や資産などの情報をもとに、今の株価が割高な水準なのか、割安な水準なのかを判断するのが一般的です。
企業の決算書を見てみよう
上場企業には、「決算書」の作成が義務付けられています。決算書は、「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の”財務三表”からなります。それぞれ違った角度から企業の財務状況や収益結果を知ることができます。
貸借対照表
企業の「資産」「負債」「純資産」が記載してあり、企業の財務状況を見るのに用いられます。バランスシート、BSなどで呼ばれることもあります。
損益計算書
売上から利益や費用の出方に至るまで、企業がどのように利益を稼いでいるかが記されています。「PL」と表記されることもあります。
キャッシュフロー計算書
「営業活動」「投資活動」「財務活動」の3つの観点から企業のお金の流れを説明したものです。資金不足になってないかを把握するために用いられます。
今回はこれらの資料を用いて、株価を見る上で大切な指標をいくつか紹介していきます。
終わりに
いかがでしょうか。今回は銘柄の選び方というテーマで、企業の見方を解説していきました。
株式投資においてもっとも重要なのは、自分の投資方針にあった銘柄を見つけることです。しっかりと利益を上げて成長する企業に投資をしたいのか、配当金や株主優待をもらいながらじっくりと値上がりを待つのか、はたまた純粋に自分の好きな企業を応援したい!など、人それぞれ投資に対する考え方は様々です。自分にあった投資の仕方と、どんな銘柄がそれにマッチするのか、本記事が考えるきっかけになれば幸いです。
ご留意事項
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