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ベトナム現地情報2022年7月号より マーケット概況 プレイバック6月のベトナム市場

2022.07.22 (金)

ベトナム現地グループ会社

Japan Securities Co., Ltd.

ベトナム現地情報2022年7月号より マーケット概況 プレイバック6月のベトナム市場

プレイバック・6月のベトナム市場

商い薄く、弱い値動き

6月のVN指数も弱い値動きとなりました。国内の個人投資家は3か月連続で売り越しました。

その一方で外国人投資家は3か月連続で買い越しました。しかし買いの勢いは弱まっており、買い越し金額は前月比およそ34%減少しました。

また6月下旬には、恒例のMSCIによる市場分類に関する発表がありました。今回もベトナムは市場分類の変更はなく、ベトナムはフロンティア市場を維持しました。MSCIは引き続き外国人保有枠といった定性的問題点が指摘しています。結果は事前の予想通りでマーケットは特に大きな反応を示しませんでした。

第2四半期のGDP成長、堅調

国家統計局が発表したベトナムの2022年第2四半期のGDPは、前年度同期比7.72%増加しました。四半期ベースの成長率では、2011年以降で最も高い数字となりました。特に第2四半期に製造業(+11.45%)、ホテル・レストラン業(+25.92%)の伸びが目立ちました。政府は3月以降 入国制限の緩和や行動制限の解除を行なっており、それらが実を結んできています。

また世界銀行は今年の世界の経済見通しを6月に公表しました。世界全体の実質GDP成長率は前回1月の予測より1.2ポイント低い2.9%となりました。他の東南アジア諸国が下方修正となる中で、ベトナムは5.8%と唯一0.3ポイントの上方修正となりました。

さらに7月は企業の決算発表が本格化します。企業業績が株価にどう反映されるのかが注目されます。

マーケットデータ

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ライター

Japan Securities Co., Ltd.

ベトナム現地グループ会社

Japan Securities Co., Ltd.

アイザワ証券グループは、ベトナムの証券会社「Japan Securities Co., Ltd.(ジャパン・セキュリティーズ・インコーポレイテッド)」を2018年に子会社化。ベトナムの経済成長や、株式取引における規制緩和などを背景に、ベトナム株式投資に対する関心が高まっており、情報提供の強化や利便性の向上を図っている。

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