ベトナム現地情報2022年6月号より 企業紹介 ハドグループ(HDG)
2022.06.20 (月)
ハドグループ(HDG)
2015年5月~2022年5月 ハドグループ 株価推移
ハドグループは1990年に国防省によって設立された建設会社です。同社は主に不動産、エネルギー開発に力を入れています。
2022年第1四半期の売上高は前年同期比49%減の1兆3,540億ドンとなりました。部門別では不動産事業が前年同期比86%減の1,269億ドンとなりました。その一方でエネルギー事業が前年同期比98%増の4,777億ドンとなりました。不動産事業は前年の好業績を受けて今期は不振でした。同社は高級住宅のHaDoCharmVillas(30ヘクタール)の第3フェーズの工事に注力しており、2022年第3四半期に工事が完了する予定です。さらにハノイ市の北・西部を中心に320ヘクタールの土地を保有しており、今年2つの新プロジェクト(規模は100ヘクタール以上を予定)を発表する予定です。また2022年から2025年までに合計497MWの再生可能エネルギー発電所を開発し、総電力を現在のおよそ2倍の959MWに引き上げる予定です。
基本データ (5月末時点)
2021年の売上高構成比
売上高・純利益
ちょっと深掘り☞開発が進むハノイ市郊外
ハノイ市では中心部から郊外に向かって不動産の建設工事がよく見られます。例えば、郊外に向かって伸びる高速道路の8号線に沿って、ハドグループの高級住宅街Charm Villasや、ビングループのVincom Mega Mall Smart Cityといった不動産プロジェクトが展開されています。ハノイ市ではベトナム初の都市鉄道であるハノイメトロが昨年開通しましたが、この8号線沿いにメトロ5号線が作られる計画があります。今後さらに利便性が高まり、開発が進むと思われます。
※ハドグループ(HDG)はアイザワ証券の取扱い銘柄ではありません。
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