ベトナム最新情報 デジタル・エコノミー拡大、IT人材不足が課題に
2021.11.12 (金)
デジタル・エコノミー拡大、IT人材不足が課題に
Alphabet Temasek Holdings and Bain & Coは先に公表した報告書で、ベトナムのデジタルエコノミーの規模が2025年までに520億米ドルとなり、2020年から29%拡大するとの見通しを示した。これにより、IT分野の人材が不足とするとみられている。
ベトナム政府は現在、小売売上高に占めるオンライン部門の割合を2025年までに、全国で10%、ハノイ市とホーチミン市で最大50%まで拡大する計画を打ち出している。
ベトナムの強みはデジタル・インフラの競争力だ。ベトナムは「世界で最もインターネットが安い国トップ12」に入っている。インターネット料金が安いことが、ベトナム全土でインターネット利用が広がる要因になるという。さらにモバイル・インターネット通信の速度も改善してきている。
一方、TopDevの「2020年IT市場報告書」では、ベトナムは現在の需要を満たすために、IT部門の労働者が45万人必要だと指摘された。しかし、2021年第1四半期(1~3月)時点でベトナムのITプログラマーの人数は43万人で、2万人不足している状態だ。
さらに2022年には必要とされるIT人材は53万人に増える見込みで、このままではIT人材の不足人数は15万人に膨らむとみられている。
※記事提供:ベトナムビジネス&生活情報サイト:週刊ベッター(https://wkvetter.com/)
※本記事は提供先のニュースサイトより原文のまま掲載しています
ご留意事項
免責事項
本資料は証券投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終決定は、お客様ご自身による判断でお決めください。本資料は企業取材等に基づき作成していますが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。結論は作成時点での執筆者による予測・判断の集約であり、その後の状況変化に応じて予告なく変更することがあります。このレポートの権利は弊社に帰属しており、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。