アジア株週間トピックス 2023年11月13日号
2023.11.13 (月)
ロシア・ウクライナ紛争の行方
ロシア・ウクライナ紛争は来年のロシア大統領選挙まで膠着か?
11月11日、拓殖大学の国際公開講座を聴講してきました。今回のテーマは「プーチン大統領はいつまで生き延びられるか」、ロシア・ウクライナ紛争の現状、先行きを分析する内容でした。資料の配布はないため、スライドなどを見ながら話を聞く、という講義でした。その中でいくつか印象に残ったポイントなどは、以下の通りです。
- 直近の欧米の報道等をみる限り、ロシアが優位に立ちつつあると思われる。タイムズ紙などは、以前であればウクライナ(ゼレンスキー)を称賛する風潮があったが、最近はそうでもなくなっている。
- 11月12~18日の日程でサンフランシスコでAPEC首脳会談が開催されるが、停戦に向けた何かしらの話し合いが実施される見込みで、会談の行方に注目か?
- ロシアの大統領選挙が2024年3月11日に開催される。2023年9月に実施された統一地方選挙で与党が圧勝したことやプーチン支持率の高さなどからみると、プーチン氏の再選は濃厚と思われる。
- 再選すれば、2030年まで続投する見込み。
- ただ現地では、プーチン氏はすでに10月26日に死亡しており、今いるのは影武者ではないか、とのうわさもありり、真偽のほどは不明。
- 台湾総統選挙、インドネシア大統領選、ロシア大統領選、米国の大統領選と、2024年は注目の選挙年といえる。
インドネシアとフィリピンが2023年7~9月(3Q)のGDP成⾧率を発表
インドネシアとフィリピンが2023年7~9月GDPを発表
インドネシアが11月6日に発表した2023年7~9月(3Q)のGDP成長率は、前年同期比+4.94%、フィリピンが11月9日に発表した2023年7~9月(3Q)のGDP成長率は、前年同期比+5.9%でした。特に好調だったのはフィリピンですが、GDPを項目別に分析すると、政府のインフラ支出拡大がフィリピンのGDP加速に寄与しているようです。
今後も政府部門が景気を下支えする見込みですが、今のフィリピンの高金利を考えれば、高成⾧を維持できるとは考えにくい状況です。
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