アジア株週間トピックス 2023年4月17日号
2023.04.17 (月)
インドネシアで「ASEANサミット」開催
インドネシア議⾧国の「ASEANサミット」を開催
今年の5月9日よりインドネシアで「ASEANサミット」が開催されます。昨年11月に実施された「G20サミット」に次ぐ主要サミットで、世界、アジアにおいてインドネシアの存在感が高まりつつあるといえます。
また、このたびの「ASEANサミット」ではBMWの電気自動車「ⅸ」をオフィシャルカーに採用することになりました。今回提供されるのは13台で、サミット期間中、各国首脳らの移動車両として利用される予定です。インドネシアの環境への意識の高さを世界にアピールするひとつのきっかけになると予想されます。
IMFが世界経済見通しを発表
IMFは2023年と2024年の成⾧率を下方修正
4月11日にIMF(国際通貨基金)が世界経済見通し「World Economic Outlook」を公表しました。世界全体では、GDP成⾧率見通しが2023年:2.8%、2024年:3.0%で前回1月に発表された見通し時点よりも、小幅ながら下方修正されています。
その一方で、インフレ率については両年とも見通しが引き上げられており、2023年:7.0%、2024年:4.9%でした。見通しの下方修正幅は小さいものの、リスクに対する警戒感を強めていることのひとつの証といえます。
インドネシアの成⾧率見通しは上方修正
この見通しの中では国別見通しも発表されていますが、このうちインドネシアについては見通しが上方修正されました。2023年:5.0%(前回予測:4.8%)でした。個人消費の安定や資源価格の高止まりなどが成⾧見通しの引き上げにつながっています。代表的な資源国としてインドネシアが評価されている、と思われます。5月に実施されるASEANサミットを機に、IMFの予想がさらに引き上げられる可能性もあるとみています。
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