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ベトナム

ベトナム現地情報2022年4月号より 企業紹介 ペトロリメックス

2022.04.18 (月)

ベトナム現地グループ会社

Japan Securities Co., Ltd.

ベトナム現地情報2022年4月号より 企業紹介 ペトロリメックス

ペトロリメックス(PLX:Y5599)

2017年7月~2022年3月 ペトロリメックス 株価推移

ペトロリメックスは1995年に設立された国内最大の石油の輸入業者で、日本のENEOSグループが大株主です。同社の事業は石油・天然ガスの輸入から販売、石油化学製品の製造と多岐に渡ります。特にガソリンスタンド事業は国内シェアのおよそ5割を握り、全国に約14,000か所あるガソリンスタンドのうち、約5,500か所が同社のスタンドです(約2,700か所の直営店と約2,800か所の特約店)。また傘下には保険、銀行、建設会社といった子会社も抱えています。

ベトナムでは昨年ゼロコロナ政策からウィズコロナ政策に転換しました。外での活動が活発になり、ガソリン需要は大きいと思われます。また今年3月から外国人観光客の受け入れを本格化させたことで、これから航空向けの燃料需要も伸びることが期待されます。同社はベトジェット航空を始め、エミレーツ航空、エールフランスなどとジェット燃料の供給契約を結んでいます。

ベトジェットにジェット燃料を供給しています

基本データ (3月末時点)

売上高構成比

売上高・純利益

ちょっと深掘り☞ベトナムの石油業界

ペトロリメックスは石油元売り最大手ですが、他の石油関連事業の多くは、国営企業のペトロベトナムグループによって直接管理され、それを商工省が監督しています。ペトロベトナムは傘下に複数の子会社、関連会社を抱えています。

また安全保障の観点から石油業界は、国という高い壁に守られています。ベトナムの石油事業は国の予算に大きくかかわっており、2021年ペトロベトナムは112.5兆ドン(約6,000億円)を国家予算に計上しています。※1ドン= 0.0054 円(2022 年4月5日時点、Bloomberg参照)

ペトロリメックスのガソリンスタンド

ベトナムレポート発表の2021年「ベトナム企業トップ500」

ベトナムレポートが売上高、利益、成長率、総資産、労働力の5項目を基に採点し、毎年発表する「ベトナム企業トップ500」では毎年トップ10にペトロリメックス、ペトロベトナムのエネルギー企業がランクインしています。

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ライター

Japan Securities Co., Ltd.

ベトナム現地グループ会社

Japan Securities Co., Ltd.

アイザワ証券グループは、ベトナムの証券会社「Japan Securities Co., Ltd.(ジャパン・セキュリティーズ・インコーポレイテッド)」を2018年に子会社化。ベトナムの経済成長や、株式取引における規制緩和などを背景に、ベトナム株式投資に対する関心が高まっており、情報提供の強化や利便性の向上を図っている。

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