【高配当】記念配当を行った「ウェルネオシュガー」が今期も増配!「ウイン・パートナーズ」の医療・ヘルスケア銘柄は狙い目なのか?
2024.03.19 (火)
今回は安定業界と言われる医療・ヘルスケア銘柄の「ウェルネオシュガー」と「ウイン・パートナーズ」を紹介していこうと思います。
増配で4%超えの利回りも期待できる内容ですので、ぜひ参考にしていただければと思います。
ウェルネオシュガー(2117)
ウェルネオシュガー株式会社は、日新製糖株式会社と伊藤忠製糖株式会社を傘下に持ち、精糖業界でトップシェアの会社です。家庭用の「カップ印の白砂糖」などで親しまれており、「砂糖その他食品事業」「健康産業事業」「倉庫事業」など多岐にわたっています。
砂糖製造・販売を主軸に事業を展開し、天然地下水を使用した冷凍食品なども製造しています。また設立は2011年10月で、2023年1月1日に日新製糖株式会社から社名を変更しています。
ウェルネオシュガーの2024年1月現在の株価は、約2230円となっています。前期の同時期は1600円台で推移していましたが、5月頃から株価が急騰し上昇しています。
今期の売上高目標は900億円と前期の実績より約316億円を上回る計画がなされています。直近の上期(4-9月)の発表では、純利益は前年同期比7.1倍の30.8億円に拡大する見込みとなっています。更に下期(10-3月期)の純利益は前年同期比3.1倍の19.1億円に増益する予定となっています。
ウェルネオシュガーの株主優待
株主優待がもらえる権利確定月は3月の年1回になっています。100株以上を保有した株主に保有期間に応じて、自社製品が贈呈されます。
3年未満保有の場合は1000円相当となり、3年以上の場合は2000円相当となっています。
ウェルネオシュガーの利回り
配当は3月と9月の年2回実施され、前期の年間配当は70円となっていました。そして今期の年間配当も同額の92円が見込まれています。
例えば1株2230円で100株購入した場合、投資金額は約22.3万円が必要となり、年間で受け取れる配当金は9200円になるので、配当金利回りは約4.1%となります。
記念配当のウェルネオシュガーが今期も増配
前期の2023年3月期の年間配当は7円の記念増配で、1株あたり70円となっていました。業績好調で今期は22円高い92円と高配当になる見込みになります。
この理由は、ウェルネオシュガーの基本方針として、「連結配当性向60%」または「連結株主資本配当率3%」のいずれか大きい額の配当を実施することがコミットメントされているため、今後も安定した株主還元が期待できる内容となっています。
ウイン・パートナーズ(3183)
ウイン・パートナーズ株式会社は、医療機器の販売と病院経営管理をする会社で、2013年4月にウイン・インターナショナルとテスコの経営統合により設立されました。病院経営の視点からの提案や専門性を活かし、営業拠点を拡大しており、5つの事業子会社が医療機器の販売、最適な製品の選択や支援などを行っています。
特に循環器領域でのトップシェアがあり、医療機器を安全に使用するための現場支援や、病院の競争力や医療の質向上に向けた「バリューアップ」を提供している会社です。
ウイン・パートナーズの2024年1月現在の株価は、約1230円となっています。前期の同時期は1000円台で推移していましたが、1年間を通じて株価が若干上昇傾向になっています。
今期の売上目標は前期より約46億円高い755億円になっています。4月から9月までの第2四半期(上期)の経常利益が、12.3%減の9.7億円になり、減益となりました。また下期(10-3月)の経常利益は前年同期比36.2%増の18.5億円に拡大する見込みとなっています。
ウイン・パートナーズの株主優待
株主優待は変更される可能性がありますが、2024年1月現在、権利確定月は3月の年1回です。100株以上を保有している株主に対して1000円相当のQUOカードが贈呈されます。
ウイン・パートナーズの株主優待はいつ届く?
ウイン・パートナーズの株主優待は権利確定月3月ですので、6月下旬に優待品が届く予定となっています。
ウイン・パートナーズの利回り
配当は3月と9月の年2回実施され、前期の年間配当は50円となっていました。そして今期も同額の年間配当50円の予定となっています。
例えば1株1230円で100株購入した場合、投資資金は約12.3万円が必要となり、年間で受け取れる配当金は5000円になります。配当金だけの利回りは約4.1%となっています。
まとめ
今回は医療・ヘルスケア関連の「ウェルネオシュガー」と「ウイン・パートナーズ」を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
「ウェルネオシュガー」は増収増益で今期も増配の見込みとなっています。「ウイン・パートナーズ」は配当維持ですが、医療関連は安定業界となっています。両銘柄ともに4%利回りを超えていますので、長期保有も検討してはいかがでしょうか?
記事提供:DZHフィナンシャルリサーチ「いまから投資」(https://imakara.traders.co.jp/)
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