【静岡県小山町包括連携の取組み】インターンシップ 静岡県立小山高等学校
2025.01.05 (日)
インターンシップ:静岡県立小山高等学校
2024年12月、静岡県立小山高等学校の生徒に対してインターンシップを行いました。
アイザワ証券は静岡県の2市2町と包括連携協定を結んでおり、小山町もその一つです。さらに当社地域連携サポート室のスタッフが小山町役場に常駐していることから、今回のインターンシップでは、小山町内で起業された方への訪問を行い、小山高校の生徒たちが地域活性について考えるサポートをさせていただきました。
インターンシップには非常に多くの生徒からの応募があったため、2日間に分けて行いました。
当日の朝は普段の授業とは違う緊張した面持ちでしたが、スタッフたちとの会話で和やかな雰囲気で始まりました。
テーマ:地域活性化について考える
今回のインターシップは【地域活性化について考える】をテーマとした小山町役場企画政策課への職場体験でした。小山高等学校の生徒には事前に小山町の課題と小山町が活性化するためのビジネスを考えてもらいました。
生徒からは人口減少、高齢化、交通の便が悪い、遊ぶ場所が少ないという生徒自身が普段から感じていることや家族から聞いた昔の小山町に関する話が出てきました。その情報をもとに、生徒たちは小山町の課題解決に向けた企業プランを考えるために小山町内の経営者の方からお話を伺いました。
一件目の山下珈琲の経営者は、小山町で何かやりたいと都会から小山町に移住された方でした。「なぜ小山町なのか?」「なぜコーヒーショップなのか?」「どんなビジョンでここまで経営されてきたのか」などをお話しいただき、生徒から積極的に質問を投げかけていました。講義終了後に生徒からは「自己実現には成長が大切と教えてくれた。将来の進路や夢に向かって勉強や部活動で自分を成長させたい」といった話も出ました。
二件目の川口屋の経営者は小山町で建設会社を経営されつつ、起業家支援を行われている方で、起業に関する考え方をレクチャーいただきました。学校の授業では習わない内容に生徒たちは熱心に聞き入っていました。
それぞれ自分たちが持ち寄った小山町の現状、課題、地域の起業家の話を踏まえて、起業プラン作成のためそれぞれの案を出し合いました。どんな課題を、どのようにして解決したいか、それが小山町や住民の方々にとってどんな意味があるのか、真剣な議論が続きました。
高校生が考えた起業プランには、「小山町には遊び場が少ない」「観光客誘致にしても宿泊施設に乏しい」「高速道路などが通っていることから、高齢者が健康に過ごせる運動施設と宿泊可能な場所を併設した施設の運営」「小山町で生産されているサーモンを地元の食材として提供するサーモン料理専門店(ここに交通の利便性を高めるライドシェアを組み合わせる)」など、大人の発想を超えるビジネスアイディアが多数あがりました。
最後には小山町の企画政策課の方々も参加。講評をいただき、学生たちのプランをほめていただくとともに、町のこれからの活性化に役立てる策として検討したいという言葉もいただきました。また、テレビ局を含む報道機関の方々の取材もあり、学生の意見に周囲の興味関心も高かったようです。
最後に
1日という短い時間のインターンシップでしたが、生徒たちにとっても当社スタッフにとっても、大変中身の濃い1日となりました。参加した高校生は小山高校の1年生でしたが、しっかりと自分のこれからのキャリアについての希望なども持っており、今回のインターンシップが、より一層、生徒たち自身のキャリア形成の一助となったのではないかと思います。
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