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フィールドワーク 御殿場南高等学校

2024.08.07 (水)

アイザワ証券

CRM部 ソリューション課

フィールドワーク 御殿場南高等学校

アイザワ証券は地域創生の一環として、金融リテラシーの向上に関する取り組みを意欲的に行っています。主に教育機関や地域企業と連携しながら、セミナーや金融教育授業、インターンシップなどを地域の方々向けに実施させていただいています。

今回は2024719日、包括連携先の御殿場市において御殿場南高等学校の1年生を対象に、学校を出て地域の企業で学ぶフィールドワーク形式で行われた金融授業の様子を紹介いたします。

本授業は包括的業務提携先の三島信用金庫との共催授業として行われました。

これまで学生向けの金融授業は学校で行うことが主でしたが、今回の会場は417日に新規オープンした三島信用金庫御殿場支店にて行われました。二階のフリースペースは緑を基調とした解放感あふれる空間で、真新しい机や椅子が並び、自由に使いやすいスペースとして活用することができます。

この日は座学の授業だけでなくグループワークも実施予定だったため、ディスカッションや体験型学習が伴うフィールドワークには最適の環境でした。

1時間目 金融機関の役割

1時間目はアイザワ証券と三島信用金庫の紹介、さらにそれぞれが担う金融機関としての役割について講義しました。

地元金融機関である三島信用金庫は生徒たちにとっても、よく見聞きする身近な金融機関として知名度が高いようでした。また、アイザワ証券は静岡に店舗が複数あるものの地域金融機関ではないために知名度が低いのではと思いきや、これまで何度も金融授業などを行ってきた御殿場南高校の生徒だけに、知っているという生徒も多く、スタッフが驚かされる場面もありました。

しかし、生徒たちのほとんどは証券会社や信用金庫がどのような仕事を行っているか知りませんでした。そのため、各々金融機関のスタッフから実際にどんな仕事をしていて、どのような役割を果たしているのかをわかりやすく伝えました。

なかでも三島信用金庫の山田支店長からは、信用金庫として新しい未来へ地域をつなぎ、笑顔をつくるため「地域を未来にTSUNAGU」をテーマに掲げ日々活動しているということについて、具体的な例を挙げた説明が行われました。生徒たちはしっかりとメモを取りながら、興味津々で聞き入っていました。

アイザワ証券からは株式について、企業が資金調達をする手段としての直接金融というキーワードから学んでいただきました。地域の人々は自分の将来の夢を実現するため、その資金を備える手段として預金や資産形成を行い、企業や事業主の方もまた夢の実現のために資金を必要とし、その資金をつないでいるのが金融機関です。「金融機関で働くということは、皆さんの夢の実現のお手伝いをすることにもつながっている」とまとめ、生徒の皆さんに証券会社の役割を理解してもらいました。

授業後には生徒から「金融機関で働くには文系と理系どちらを選択するのがいいですか」という質問があがりました。金融という分野に興味を持つだけでなく、金融機関で働いてみたいと思ってもらえたのではないかと感じる場面もありました。

2時間目 マネーすごろく

続いて2時間目は「マネーすごろく」いうゲームをグループに分かれて行いました。

「マネーすごろく」は、昨年、御殿場南高等学校のフィールドワークにて、金融授業を通じて、生徒がアイザワ証券と作成したゲームで、今回のフィールドワークに参加してくれた生徒の先輩が作ったものです。昨年、令和5108日は語呂合わせで御殿場の日(5108)といわれていました。8日・9日の2日間、市民会館で開催された記念式典とステージイベントの中で、当社は巨大な「マネーすごろく」を作成し、子ども向けに部屋いっぱいのサイズのすごろくゲームとして披露しました。実際に遊んでもらい、来場した子供たちから大人気のブースとなりました。

今回のフィールドワークではまず「マネーすごろく」を体験していただき、よりよい「マネーすごろく」に改良するべく、グループディスカッションで意見を出し合い発表してもらいました。

普段はキャッシュレスが主流で、現金を渡したりお釣りをもらったりする機会が少なくなっている状況のなか、疑似的でもお金のやり取りを体験できるゲームは、生徒たちの普段の生活と比べて珍しさもあることから、会場いっぱいに笑顔があふれ大盛り上がりでした。

先述のとおり、今回の会場は三島信用金庫御殿場支店の二階で、一階がオフィスになっています。当社としては一階のお客様に生徒たちの声が聞こえないか少し心配でしたが、山田支店長は、若者の楽しい声は大歓迎とこの盛り上がりをむしろ歓迎した様子でした。

後半はゲームの改善案についてディスカッション、各々発表してもらいました。ゲームをしていたときの無邪気さから一転、真剣な面持ちでゲームボードに向き合い、先輩たちが作ったゲームの改良について意見を出し合っていました。

生徒たちからは「ゴールするのが早い遅いはすごろくなのでサイコロの運次第。であれば、先にゴールした人の賞金が一番でなくてもいいのでは?」という大人では思いつかない意見も出るなど、高校生目線の意見を多数いただきました。

今後「マネーすごろく」については、各地で行うアイザワ証券の金融教育を通じて、より多くの子どもたちにお金の知識を身に着けてもらえるような教材として改善、提供していく予定です。

休憩時間で・・・

三島信用金庫御殿場支店の協力の元、休憩時間には新紙幣を見る機会も。新紙幣をまだ見たことのない生徒がほとんどでしたが、テレビの報道などを通じて新紙幣の発行とその特徴をいくつか知っている生徒もいました。

実際に手に取って見てみると・・・はじめて実物を見ることも相まって、テンション高く新紙幣を持って写真を撮る生徒の姿もありました。「おもちゃみたい」「目線がついてくる」「キラキラ光る」など大興奮。思わぬ新紙幣の見学に休憩時間も延長となりました。

最後に

今回のフィールドワークは地域の高校生のキャリア形成に資する取り組みとして、三島信用金庫との共催で実施しました。

私たちアイザワ証券は、さまざまな連携先と共同で最適な金融リテラシー教育の提供を各地で行っています。今回の「マネーすごろく」も連携先とのフィールドワークを通じて生まれ、それが全国各地で行われるアイザワ証券の金融教育で使われ、金融リテラシーの向上に活用されていきます。

地域の皆さんとの活動を通じ、それをアイザワ証券のネットワークを通じて全国各地に波及させる取り組みをこれからも積極的に行ってまいります。

(執筆:アイザワ証券 CRM部ソリューション課 後藤文恵 小松桃子)

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