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アントレプレナー教育で何を学ぶ? 静岡大学アイザワゼミでの取り組み

2022.05.23 (月)

アイザワ証券

アイザワ投資大学 編集チーム

アントレプレナー教育で何を学ぶ? 静岡大学アイザワゼミでの取り組み

アイザワ証券は地方創生の一環として、教育機関等と連携しながらセミナーやインターンシップ、金融リテラシー教育などに意欲的に取り組んでいます。

アイザワゼミの背景

当社は、20153月に静岡大学と産学連携に関する業務協定を結びました。

静岡大学は2017年から、学生たちが将来の産業構造の変革を起こす意欲を持つよう、文部科学省の「次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT)」に東京大学主幹のプログラムを通じて参加してきました。初年度は静岡大学単独で取り組み、2年目の2018年からはレベルアップを図るべく、当社と共同でアイザワゼミが始まりました。2021年に同プログラムは当初計画の最終年となり、一旦区切りを迎えました。

今年度(2022年)は、東海地区の産学が連携する名古屋大学主幹のプログラムの「Tongali」に参加し、アイザワゼミではより地域に根差したアントレプレナーシップ教育が展開されていく予定です。

アイザワゼミとは?

アイザワゼミとは、起業に関心がある人、自分のアイデアを形にしたい人、社会の課題に本気で取り組みたい人を対象として、当社と静岡大学の共同で2018年から毎年開催されている無料講義です。

2021年度アイザワゼミ6月合宿の様子

解決したい社会の課題を出しあい、ビジネスプランを選定します。

グループディスカッションを重ねてビジネスプランを組み立てていきます。

合宿2日目には各グループが考えたビジネスプランの発表会をします。

筆者は2021年度のアイザワゼミに参加し、学生たちと一緒にビジネスプランを考えました。アイザワゼミでは、学年やキャンパスの違う学生たちが集まり、グループ分けされます。普段の講義では接点のないメンバーでのディスカッション講義に新鮮さを感じたのではないでしょうか。

いざ講義が始まり、ビジネスプランを考えてみると、競合先や収益性、コスト、どのタイミングで黒字化するのか等、考えないといけないことがたくさんあり、プランを考えてはまた考え直しての繰り返しでした。ビジネスはボランティアとは異なり、商品もしくはサービスを提供しその対価としてお金を支払ってもらうことで成り立つもののため、どうすれば顧客を獲得できるのか、様々な壁にぶつかりながらも、各自が顧客目線に立って意見を出し合いながらディスカッションは進みました。

6月に実施された合宿内でのビジネスプラン発表会では、どのチームの発表もしっかりとした内容で、学生たちの真剣さが伝わってきました。他のチームの発表を聞いて社会の中にこんな課題があったのか、こんな着眼点もあったのかと参考になることが多々ありました。

冒頭でも述べましたが、この講義は文部科学省の「次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT)」の趣旨から、起業に興味を持った意識の高い学生たちが集まっています。そのため、グループディスカッションは毎回メンバー全員が意見を出し合って、しっかりと内容の充実した議論ができました。ビジネスプランを完成させるために、グループ一丸となって、6か月間真剣に取り組み、その過程で身につけた課題発見力やアイデア発案力は、学生たちにとって貴重な経験になったと思います。

2022年度のアイザワゼミ

2022年度の講義は、510月までの全8回を予定しており、主にオンライン形式で実施されます。また、6月には静岡県浜松市にて12日で合宿も予定されています。前述のとおり、合宿ではグループディスカッションを重ねながらアイデアを出し合い、ビジネスプランを練ります。そして合宿2日目に全グループがビジネスプランをプレゼンテーションします。さらに、合宿終了後もオンラインを通じて各グループで、ディスカッションを繰り返して、より具体的なプランを作成し、10月に最終発表会を行います。

2022年度のアイザワゼミの運営は株式会社bridge(ブリッジ)が担当し、当社からは例年同様にゼミ生として若手社員6名を派遣、学生たちと一緒にビジネスプランを考える予定です。

今回はアイザワゼミの概要についてお話しました。次回以降、本年のアイザワゼミに関する記事を随時更新予定です。次回の更新をお楽しみに!!

ライター

アイザワ投資大学 編集チーム

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アイザワ投資大学 編集チーム

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