みらいSDGs教室 周南市立住吉中学校
2022.04.07 (木)
アイザワ証券は地方創生の一環として、教育機関等と連携しながらセミナーやインターンシップ、金融リテラシー教育などに意欲的に取り組んでいます。
今回は、3月23日に周南市立住吉中学校にて実施した「みらいSDGs教室」についてご紹介します。この取り組みは、地域の子どもたちに『生きた学び』を提供したいという想いのもと、大学の教員や市議会議員、青年会議所の役員など多くのゲストを招き実施されました。
①SDGsを学ぶ
特別講義は2年生を2クラスに分けて実施しました。
まずは、各クラスで周南公立大学(旧:徳山大学)の先生からSDGsについて基本的なことをお話していただきました。最初に先生から「みなさん一人一人にSDGsの専門家になってもらいたい」という言葉が投げかけられました。また、別のクラスでは『やさしい言葉』をキーワードに、わかりやすい表現についてお話されました。例えば、「豪雨」→「はげしい雨」、「運休」→「電車が動かない」など、外国人や小さな子どもでもわかりやすい表現が『やさしい言葉』であるとし、言葉遣いもSDGsであると解説がありました。この視点は新鮮だと感じる生徒も多いようでした。生徒からも、「言語を『話す』ことがゴールではなく、『他者と繋がりあう』ことがゴールという風に見方を変えればSDGs達成に貢献できると学んだ。」という感想が上がりました。
②身近なSDGsを知る
次に、当社から地元企業であるトクヤマのSDGsへの取り組みを紹介しました。地元では工場の夜景で馴染みのある会社の一つですが、自分たちの身近にある大企業がどんな活動をしていて、どんなSDGsに取り組んでいるのか、それが地域にどのように関わっているのかについてお話しました。トクヤマのSDGsへの取り組みの一つに、地域の小中学校に図書や書架を寄贈する『御影文庫』という取り組みがあります。この取り組みは毎年行われており、地域社会との交流を深めていることから、生徒の間でも身近に感じられたようでした。
③自分たちのSDGsを考える
最後に、各クラスを3つのグループに分け、将来なりたい職業と仕事について、さらにその職業で取り組むSDGsについて考えてもらいました。そして自分たちが街の一員となって街全体で取り組むSDGs、『みらいSDGs宣言』を発表してもらいました。外国人にわかりやすい街を目指すグループや、環境に配慮した街を作り上げるグループなど、個性豊かで中学生ならではの視点による宣言が多く掲げられました。
最後に
全てのプログラムを終えた後、ゲストから、「世の中には2万を超える職業があり、みんなにはまず見聞を広げ自分の将来の選択肢を増やして欲しい。」という言葉がありました。それ受け、生徒からは「SDGsというと今まで環境問題ぐらいしか思い浮かばなかったが、経済という面での重要性も分かった」との感想が上がりました。
今回の授業を通して、SDGsの17の目標は全てお互いに関わり合っており、その土台の一つである「経済」についてお伝えしました。ただ、「経済」とは形の無いものなので少し想像しづらかった部分もあったかもしれません。しかし、この「みらいSDGs教室」が自分たちの未来に目を向け、考えるきっかけになってくれれば大変うれしく思います。
皆さんの今後の更なる成長と活躍を期待しています。
(執筆:アイザワ証券周南支店 古川 真)
ご留意事項
免責事項
本資料は証券投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終決定は、お客様ご自身による判断でお決めください。本資料は企業取材等に基づき作成していますが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。結論は作成時点での執筆者による予測・判断の集約であり、その後の状況変化に応じて予告なく変更することがあります。このレポートの権利は弊社に帰属しており、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。