特別授業 宇部鴻城高等学校
2022.12.27 (火)
アイザワ証券は地方創生の一環として、教育機関と連携しながらセミナーや金融リテラシー教育、インターンシップなどに意欲的に取り組んでいます。
今回は12月13日に宇部鴻城高等学校(山口県宇部市)で実施された、茨城県立常陸大宮高等学校(茨城県常陸大宮市)との交流授業の様子を紹介します。
1限目 アイザワ証券の紹介
授業の冒頭では、アイザワ証券より、西京銀行と共同店舗を構える当社宇部支店について紹介しました。また、交流先の常陸大宮高校や、同校生徒が経営する「高校生社長ホールディングス株式会社」の取り組みについて説明しました。
常陸大宮高校は、高校生がCEOや従業員となって活動する日本初の第6次産業型高校生株式会社の「高校生社長ホールディングス株式会社」を立ち上げています。同社の傘下には、①HIOKOファーム(農園経営会社)、②HIOKOキッチン(調理販売会社)、③HIOKOフィナンシャル(財務管理・投資会社)、④HIOKOビジネス&アドバイザリー(起業・地域課題解決)、⑤HIOKOツーリズム&プロダクト(観光・物販事業)の5つの子会社があり、それぞれ生徒たちがCEOを務めています。
さらに、株式会社について理解してもらうために、手作りの紙芝居を活用して、「株式とは何か」「株式会社の成り立ち」「証券会社が果たす役割」などについて説明しました。紙芝居を見た生徒たちからは、「とても分かりやすく、面白いストーリーだった」と好評でした。
2限目 常陸大宮高校との交流
宇部鴻城高校と常陸大宮高校をオンラインでつなぎ、「高校生社長ホールディングス株式会社」傘下の5つの子会社のCEOから、各事業内容について話を聞きました。事業の利益の一部は投資をしているという話を聞き、同世代の高校生が商品を開発、販売し、利益を投資していることに興味津々の様子でした。
また、宇部鴻城高校の生徒たちからは、「会社と勉強をどのように両立しているのか?」会社を立ち上げるときに必要だったものは何か?」など、会社経営に関する質問がたくさん出ました。
その中でも印象的だったのが、今後の夢について聞かれた常陸大宮高校の生徒たちの回答です。自身の夢や今後のライフプランについて話してくれました。
HIOKOキッチンのCEOは、調理師になりたいという目標を持って入学し、会社経営をしているとのことでした。実際の調理や商品開発を経験したことで栄養面に関して興味を持ち、今後は管理栄養士になるという夢のもと、進学先も決まっているそうです。他のCEOも、これまでの活動が内定や進学実績に結び付いていると話していました。
まとめ
筆者はこの交流授業を通じて、高校生らしい着眼点から柔軟な発想が数多くなされていることや、それぞれの意見を否定することなく自然とブレーンストーミングを行っていることに驚きました。このように柔軟な発想から生まれたものを、創意工夫しながら思い出と共に育てていってほしいと思います。
授業を終える頃には、生徒たちを筆頭に先生方も一層熱を帯び、「やるか、やらないか」ではなく「やるか、やるか」の心構えで今後取り組んでいくとのことでした。
宇部鴻城高校には、生徒発案キャラクターの『鴻城どん』というPRキャラクターがいます。城の体に鴻の翼、校章にある星を耳にもち、宇部市のお土産として有名なかまぼこの眉を構えています。これは、2016年の学年企画で、同年入学の医療秘書科の生徒たちによって作られました。
現在、LINEのスタンプも制作され、生徒たちは同校のPR活動などに使っていきたいと考えています。具体的にどのような目標を立てて、どう展開していくかについて、常陸大宮高校からヒントを得たようです。今後の宇部鴻城高校の活動が非常に楽しみになってきました。
(執筆:アイザワ証券宇部支店 新田空)
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