起業家を育成!2022年度アイザワゼミがスタート! 静岡大学アイザワゼミでの取り組み
2022.06.20 (月)
アイザワ証券は地方創生の一環として、教育機関等と連携しながらセミナーやインターンシップ、金融リテラシー教育などに意欲的に取り組んでいます。
今回は6月4~5日に実施された静岡大学アイザワゼミの合宿の模様をお届けします。
そもそもアイザワゼミとは、アントレプレナー育成支援の一環として、2018年より静岡大学と当社が協業しているゼミです(前回の記事)。今年度は、静岡県浜松市に拠点を構えるコンサルティング会社の株式会社bridgeを新たに運営に迎え、5月26日に開講しました。静岡大学の15名の学生に加え、当社からも6名の若手社員が参加しています。
今回のゼミ合宿では、参加者がそれぞれビジネスプランを持ち寄り、10月までに一緒取り組むメンバーを探しました。
DAY1
主催である静岡大学の鈴木特任准教授の進行の下、合宿がスタートしました。
まずは、参加者一人一人がビジネスプランを発表しました。その後、共通しているアイデアを持ち込んだ人同士でチームを作り、今年度は5つのチームが出来上がりました。
続いて、各チームでブレーンストーミング(ブレスト)をしながらミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を決めていきました。起業にあたっては、チームとして指針を明確化し、それぞれ持ち寄ったアイデアを一つのプランへと練り上げていくことが重要です。翌朝に各チームのMVVの発表を控え、夜遅くまで熱い話し合いが繰り広げられました。
DAY2
2日目は各チームで話われたMVVの発表から始まりました。各チームのMVVは次のとおりです。
チーム名:Faney
金銭的な不安を心配することなく、学生が勉強に集中できる社会の実現
チーム名:Amanatsu
食を通じて未来を守れる社会の実現
チーム名:あむ
各人が主体性や特異性をもてる社会の実現
チーム名:田舎のお節介
「お節介」と言われていることが、「当たり前」になる社会の実現
チーム名:Encommon
食事の制約がある人が、周囲と同じように食事を楽しめる社会の実現
次に、幼児食宅配サービスのhomeal株式会社の代表取締役 鬼海氏より、起業を行った経緯や起業していくにあたり気をつけること、幼児食宅配システムの構造など様々なお話を伺いました。起業を目指す学生たちからは、今大学生の自分たちにできることは何かなど多くの質問がありました。
その後、再び各チームで課題やニーズを深掘りし、事業や目指すべき方向性について話し合い2日間の日程を終えました。
ゼミ合宿に参加して
学生の参加者からは次のような感想が集まりました。
- これまで「なにかやってみたい」という気持ちを抱いていましたが、それを発表することができて、実際にビジネスとして行うことに喜びを感じています。
- 同じ大学とビジネスプランの話を行ったことがなかったので、貴重な経験でした。
- 前回のアイザワゼミに続き、2回目の参加となりますが、前回とは全く違う切り口の進め方となることもあり、戸惑いを感じました。しかし、素晴らしいメンバーと一緒に活動できるので、10月まで楽しく取り組めそうです。
ゼミ合宿を終えて
今回の合宿でチームを組み、各チームの方針が決まりました。筆者としては、「合宿はこんなに不完全燃焼のまま終わるんですか?」という学生の言葉が印象的でした。一方で、「ビジネスプランを考えるというのはこんなもんだよ」という先生方の言葉も印象的でした。
多くの起業家は、初期段階でこのようなディスカッションとトライアンドエラーを繰り返して、大きな会社へと成長しています。ましてやまだ出会ったばかりのメンバーばかりのため、一緒にディスカッションを行い、より相手の思いや考えを理解することも重要なことだと思います。
今後オンライン講義を通して事業内容を確立していきます。10月に行われる最終発表会ではどのような発表が飛び出すのでしょうか。皆さまも楽しみにしていただきながら、次回の記事をお待ちいただければと思います