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ベトナム現地情報2022年8月号より 企業紹介 サイゴンビール・アルコール飲料

2022.09.02 (金)

ベトナム現地グループ会社

Japan Securities Co., Ltd.

ベトナム現地情報2022年8月号より 企業紹介 サイゴンビール・アルコール飲料

サイゴンビール・アルコール飲料(SAB)

2016年12月~2021年12月 サイゴンビール・アルコール飲料 株価推移

サイゴンビール・アルコール飲料は、フランス統治時代の1875年に設立された醸造所を起源とするビールメーカーです。ベトナム全土に26か所の醸造所を持ち、年間の生産量は22億リットル、国内のみならず世界30か国以上に輸出しています。

2022年第2四半期の決算は第1四半期に続き、好調な数字となりました。売上高は前年同期比25%増の9兆80億ドン、純利益は前年同期比67%増の1兆7,930億ドンでした。新型コロナの感染減少による消費回復に加え、SEAGamesを始めとする様々な販売促進戦略が奏功しました。また効率的な生産により、同社は原材料価格の高騰による影響を小さくしました。売上高、純利益は上半期にそれぞれ年間目標の43%、82%を達成しています。ベトナム国内のビールの生産量は新型コロナ第4波以降、回復の一途を辿っており、同社も今後さらに恩恵を享受するものと思われています。

基本データ (7月末時点)

2021年の売上高構成比

売上高・純利益

ちょっと深掘り☞ベトナムのビール事情

1年を通して温暖なベトナムは、ビールの消費量が世界9位のビール大国です。ここ10年間で消費量は、およそ2倍になっています。また日本と比べてビールの単価は安いです。ベトナムは所得の増加が目覚ましく、各社は高価格帯のビールの販売に乗り出しています。

アフターコロナとビール生産量

足元で新型コロナの感染拡大が続く日本とは対照的に、ベトナムはコロナの抑え込みに成功しており、日常生活が戻ってきています。

昨年コロナ第4波の影響を受けて、ビールの生産量は大きく落ち込みました。しかしその後ワクチン接種が進んだことで経済活動が再開し、ビールの生産量も回復してきています。

今年3月から本格的に外国人観光客の受け入れが再開し、また5月には東南アジア地域最大のスポーツイベントSEAGamesがベトナム国内で開催されました。開催時にはスーパーマーケットなどで特設コーナーが設けられ、スポンサー企業のサイゴンビールはSEAGamesとのコラボ商品を発売しました。

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ライター

Japan Securities Co., Ltd.

ベトナム現地グループ会社

Japan Securities Co., Ltd.

アイザワ証券グループは、ベトナムの証券会社「Japan Securities Co., Ltd.(ジャパン・セキュリティーズ・インコーポレイテッド)」を2018年に子会社化。ベトナムの経済成長や、株式取引における規制緩和などを背景に、ベトナム株式投資に対する関心が高まっており、情報提供の強化や利便性の向上を図っている。

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