ベトナム便り Vol.4
2023.11.15 (水)
ハノイの交通事情
Xin chào!JSI研修生です。
ハノイ市内は自動車、バイクの交通量が非常に多く、周囲との車間距離はほぼないです。また、時々信号無視や逆走している車両もあります。一見、至る所で事故が発生しそうに見えますが、今まで私が乗ったタクシーやバスでは事故はありませんでした。しかし、事故を起こさないのが不思議なくらいバイクが前後左右問わず狭い車間をすり抜けたり、歩道を走行していたり、歩行者が横断していたりと見ていて冷や汗をかく瞬間ばかりです。
下の写真は左から「ベトナムの車道」と「歩道を走行するバイク」を撮影したもので、ちなみに左写真の道路は片側2車線です。
事故が多発しない理由
まず、考えられたのが速度です。交通量が多すぎるためか、スピードもあまり出ていないことに気付きました。タクシーの速度計を見てみると、概ね時速20~30キロメートルで走行していました。
次に、クラクションです。ベトナムに来て驚いたことなのですが、至る所で鳴っており、広い通りだと常にどこからか聞こえます。日本とベトナムではクラクションの意味が違っており、日本では警笛区間や危険を知らせるために使用しますが、ベトナムの場合は追越の際に使用します。ただし、鳴らし続けること、市街地・人口密集地での22時~翌5時までの時間は使用が禁止されています。それ以外は鳴らすことに問題がないので、追越以外にも日常的に自分の位置を知らせるために使用するようになったのでしょうか。
現地スタッフに聞いてみたところ、日常的に事故はあるそうですが軽い接触程度では当事者間で話合って解決する場合が多いそうです。日本だと考えられないですね。
高速道路
突然ですが、高速道路を利用したことはありますか?多くの人は旅行や帰省などで利用したことがあるのではないでしょうか。高速道路は日本で旅行や物流の要的存在ですよね。ここからはベトナムの高速道路をご紹介します。
日本との比較
ベトナムと日本の高速道路を比較してみると、構造に関しては大差ないと感じました。基本的には片側3車線で料金所・サービスエリアもありました。サービスエリアは日本と同様、フードコートや売店があり利用客で賑わっていました。
ベトナムではどの車線でもゆっくり走行していたり、路肩に停車してる光景が見られました。また、市街地で必ずと言ってよいほど見かけるバイクは走行してませんでした。法律という観点だと日本の場合、(特に指示がある場合を除いて)走行・追越車線が決まっていて、駐停車禁止になっています。ベトナムの道路交通法を見てみると、低速走行の場合は右側車線を走行しなければならないこと、指定された場所以外の停止は禁止であると記載されていました。遵守状況は別として、法律に関しても似てるように感じました。
現在ベトナムでは高速道路の開発が進められています。交通インフラが整ったら観光業や物流業がさらに成長しそうですね。
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