マッサングループ（MSN：Y5258）

基本データ（2023/07/10時点）

株価推移（日足：2022/07～2023/07）

株価推移（月足：2018/07～2023/07）

【注目点】市場シェア拡大へ、出店攻勢が続く

小売事業に関しては、2022年通年で730店舗のWinMart+（小型店舗）を新規出店させており、市場シェアを拡大させています。また2022年第3四半期に新型の複合店舗であるWINを投入、マッサングループの抱える事業との相乗効果を生んでいます。

■ 6月下旬にハノイにオープンしたWinMartの大型店

業績（2019～2022年）

マッサングループは2023年に800～1,200店舗を出店、前年比31％増である100兆ドンの売り上げ目標を掲げています。2023年第1四半期の売上高は前年同期比2.8％増の18兆7,062億ドン、純利益は前年同期比86.5％減の2,149億ドンとなりました。また新店舗の業績と外部環境への配慮からWinMart+の新規出店数は55店舗にとどまりました。

【見通し】小売りの近代化、デジタル化により顧客の囲い込みが進むか

都市部を中心に小売の近代化を進めているマッサングループは、小売のデジタル化にも力を入れており、今年1月からは利用者に特典を付与するメンバーシッププログラムを開始し、4月下旬までに400万人の登録者の獲得に成功しました。また傘下のテクコムバンク（TCB）と協力したキャッシュレス決済（T-PAY）の導入によって、顧客の囲い込みが加速すると思われます。

■ メンバーシッププログラムを紹介する看板

■ キャッシュレス決済（T-PAY）を紹介するポスター

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