はじめてでもわかる ベトナム株「超」入門 ベトナムが注目される理由①
2019.11.14 (木)
現在のベトナム経済は日本の1971年頃と同じ?
2018年、11年ぶりに史上最高値を更新したベトナム株。足元、世界的な先行き不透明感から、しばらく株価は揉みあっているものの、ベトナムの2019年1~9月の実質GDP成長率は、前年同期比6.98%と高成長を維持しています。好調な経済を背景に再びベトナム株が注目されるなか、これからベトナム株投資をはじめる方のために、入門編としてベトナム株投資の魅力をわかりやすく解説していきます。第1回目の今回は、ベトナム経済の発展段階について見ていきます。
ベトナムの2018年名目GDPは2,413億米ドルでした。名目GDPはしばしば国の経済力の物差しとして用いられますが、アセアン10ヵ国の中では6番目の水準です。一方、名目GDPを総人口で除した1人当たりGDPは2,551米ドルでした。下図を見ると、ベトナムの現在の水準は日本の1971年頃と同じ水準であることが分かります。まさに、今のベトナムは高度経済成長を謳歌した当時の日本に重なり、活気に満ちています。そのほか、ベトナムの2018年の総人口は9,367万人(推計値)ですが、国連によると、2025年には1億人を突破する見込みです(日本は1966年に1億人を突破)。ベトナム経済は、豊富な労働力を武器にしばらく高成長が期待されます。
ところで、下図の日経平均株価の推移を見ると、日本は経済成長とともに株価が上昇し、1989年に38,915円の史上最高値をつけました。さてベトナムはいかに?ベトナム株に注目してみませんか。
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